命を吹き込む

最近、日中はしっかり暑くなってきましたね。

歩くだけで汗がじんわりと出てきます。ましてやトレーニングしたら滝汗💦

さて、みなさん【キューイング】という言葉を聞いたことはありますか?

ここでいうキューイングはトレーニング時の声がけを指します。

そして僕が指導で1番大切にしていることの1つがキューイングです。

効果的なキューイングは、選手が最高のパフォーマンスを発揮するし、成長するためには必要不可欠です。

そして、効果的なキューイングはエクササイズやトレーニングに命を吹き込むことが出来ます。大袈裟に聞こえますが、僕はそう思っています。

僕の尊敬しているコーチの方は、『コーチは声、言葉が1番の武器』と言っています。

本当にその通りです。

キューイングには大きく2種類あります。

・内的キューイング(internal cueing)

・外的キューイング(external cueing)

内的キューイングは、身体の部位や筋肉の動きに焦点を当てた声がけで、身体の内側や感覚に向けさせることを目的にしています。

垂直跳びで例えると

・肩甲骨を寄せて胸を開く

・股関節と膝関節を曲げる

・曲げた関節を強く伸展させましょう(跳ぶ)

と細かいですよね。

反対に外的キューイングは、身体の外部や動作、物体や環境等に意識を向けさせることを目的にしています。

垂直跳びで例えると

・シャツの胸辺りのシワを伸ばす(胸を開く)

・しゃがんで空に頭突きするように跳ぶ

読んでいて、皆さんはどちらが高く跳べそうですか?

僕は圧倒的に外的キューイングです。

目一杯力を出す前にあれこれ、細かいことに意識を向けると気になって力がでませんよね。

実際にそうすることで、身体の連動性も失われて記録の低下に繋がることも多いです。

もちろん内的キューイングが必要なタイミングもたくさんあります。

細かな効かすようなトレーニングは筋肉や関節に意識を向ける必要がありますよね。

選手や相手のタイプや表情、反応を見て内的なのか外的なのか使い分ける必要もあるし、さらには声のトーンも使い分けられた方がより効果的になるはずです。

僕はトレーニング中に、どのキューイングが1番相手にハマるかを探りながら指導しています。

エクササイズやトレーニングは勉強できるけれど、キューイングは経験や観察、発想が問われます。

もっと効果を最大限に発揮できるように、精進します!

ではまた🫡